ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
今日から10月開講の料理教室が始まりました。8月末で、前期の教室を全て終え、1月半ぶりの料理教室です。新たなスタートは、実は私にとっても非常に緊張します。しかし教室が始まって話し出すと、もう止まらない、って感じで、緊張も吹っ飛んで突っ走るのが常のこと。再開の秋は、ほぼ全開状態で、発進しました。生徒さんの中には、初めてお会いする方もいらっしゃれば、久しぶりにお会いする方もおられます。まさに嬉しい再会の秋でもあります。参加者の皆様、お疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。
今日は仕事の後で、大きなお楽しみが待っていました。ウォン・ウィンツァンさんのコンサートが堺市で行なわれたのです。ウォンさんの演奏は、いつも心の奥底に染み渡ります。駄洒落トークにもウォンさんの人柄が表れて、温かい気持ちになります。そして、今回のゲストのジャー・パンファンさんの二胡の演奏も、本当に素晴らしかった!
ウォンさんのピアノと二胡の音色が非常に美しく共鳴し合って、うっとりと、そしてしっとりと聴き入っておりました。二胡の音色というのは、どうしてあんなに郷愁を誘うのでしょうか。中国と日本、国は違えども、古代から関係の深い国同士。何かしら根底に流れるものが、同じなのかもしれません。ウォンさんとジャーさんの演奏に、心身共に癒され、元気をもらえた秋の夜でした。
演奏終了後、会場から出ると、ウォンさんがすぐそばに、普通に立っておられたのでびっくり。一緒に写真を撮っていただくようにお願いすると、気軽に受けてくださいました。ウォンさんは全くの菜食らしく、まさに「植物」って感じの人です。大阪で玄米菜食の店をしています、と言うと、「菜食ね!いいですね。是非頑張って下さいね。」と言ってくださいました。カンゲキ〜!(^o^)v
やっと秋らしくなって来ました。私にとって、芸術の秋の幕開けにふさわしい、今夜の演奏会でした。
■コンサートData
むすひコンサート vol.1 (主催 むすひの杜)
2007/10/13(土) サンスクエア堺 18:00開演
「二十四の瞳」の映画撮影の舞台となった分教場(二十四の瞳 映画村)で、竹馬が置いてあるのを見つけました。小学生の頃、父が本物の竹で作ってくれた竹馬で遊んでいたことがあり、乗れるかな、と思いつつやってみました。最初はすぐに落っこちましたが、やはりそこは昔とった杵塚、すぐに歩けるようになりました。こんなところで、思わず懐かしい物に出会い、嬉しかったです。ちなみにdanは、ちっとも乗れずで、どうも幼少時代に竹馬のような庶民の?遊びはせずに過ごしたようでした(^_^)
小豆島を自転車とバスでほぼ一周しましたが、その途中で見かけたコンビニが、なんと2軒だけ…!でも、無ければ無いで、どうってことないんですよね、きっと...(ちなみに、その2軒はサンクスでした) それから、前述の分教場の売店でお土産を買い、自宅に送ろう、ということでお店の方にお願いすると、確かまだ午前中だったと思うのですが、「今日の集荷は終わりましたので、明日の発送になります。」と言われ、びっくり。大阪の感覚じゃ、集荷は夕方の5時とか6時なものですから…。
ここで小豆島がいかに田舎であるか、ということを言いたい訳ではありません。コンビニの件、宅配便の件で、小豆島が「島」であること、つまり「離島」であることを、実感したのでした。さて、下の写真(クリックで拡大)は、左から順番に、竹馬を颯爽と駆るichi、映画村のボンネットバス、道端で見つけた巨大カボチャ(日本一どてカボチャ大会の出品用?)です。
再び福田港からフェリーに乗り、無事帰路につきました。私にとってはなかなかハードな旅行でしたが、自転車での観光は、やはりいいものでした。(欲を言えば、もう少し涼しければ…(笑)。まだまだ見る所は沢山ありそうで、また行きたいなあ…と思います。
■ 参考サイト 昔ながらの手作り竹馬専門店 竹馬工房
このサイトに「竹馬検定表」が紹介されています。名人クラスになると、縄跳びもできるんですね(^o^)
「小豆島」と書いて、「あずきじま」とは読まないんだなあ…などと、しょうもないことを思いながら、いざ小豆島へ。BD-1(折りたたみ自転車)とともに、姫路からフェリーで渡ったのはいいのですが、福田港からの海岸線はアップダウンの連続、途中ちょっとした峠越えのような所もあり、ホテルまでの道のりは大変でした。旅行に来てまで、なんでこんなしんどいことを…と思いながら、浜辺の景色を楽しむ余裕も無く、ホテルにたどり着いた時にはヘロヘロでした(笑)
初日は曇り空でしたが、2日目は快晴に恵まれました。が、その分暑いのなんのって!暑さに対しては大阪の暑さで随分鍛えられてる、と妙な自信があったのですが、この日の暑さはハンパじゃなく、じりじり照りつける太陽の下、自転車で走りながら、danと2人して、一体何本のペットボトルのお茶を消費したことか…!
小豆島の特産品といえば、先ず「お醤油」でしょうか。(当店で使っているお醤油も、ヤマヒサという小豆島のメーカーの物です。)マルキン醤油の工場付近は、醤油の臭いがプンプン。日本人にとって一番身近な調味料である醤油。でもどのようにして作られているのか、知っている人は案外少ないと思います。私も、原料が何であるかとか、発酵させて作る、とかその程度にしか知りませんでしたが、工場見学をして、そのプロセスがよくわかって良かったなあ、と思います。
工場見学の後、しょうゆソフトクリームを食べて(^^;;、次の目的地「二十四の瞳」の分教場へ出発しました。以下、小豆島紀行 〜その3〜 へ続く...。
■参考 醤油物語 (ビデオ映像[18分])
5月に石笛奏者の横澤和也さんを招いて、あすかで演奏会をしていただいたのは、まだ記憶に新しいところです(あすかDiary 2007/05/28参照)。その横澤さんの演奏会が、本日、大手通りのアトランティスビル21で、行なわれました。横笛・石笛の即興による演奏が、横澤さんの全身から奏でられます。その音色は、時には流れるように、時には体を突き刺すように… 心地よい笛の音に、5月の演奏会の時同様に、しばし時を忘れて聞き入りました。 途中10分ほどの休憩を挟んで、後半は腹式呼吸による発声を、横澤さんの指導の下、参加者みんなで練習しました。「腹式呼吸」といっても、実際はどのようにするのか、わかっているような、わかってないような…でしたが、横澤さんによると、「マックシェイク」を吸うような感じで息を吸う、と表現されました(肺ではなく胃に入れる感じ)。なるほど、なんとなくこうかな…と前よりはイメージし易くなりました。
終了後、5月の演奏会のお礼を言うと、「またいつでも、演奏に行くよ!」と笑顔でおっしゃってくださいました。「是非お願いします!」ということで、またまた私の頭の中には、横澤さんを招くプランが加わりました。楽しみをひとつ増やし、重陽の節句の一日は、幕引きとなりました。
■石笛とは関係ないのですが、会場で「聖なる光」という写真集が販売されていました。監修が「ガラスの仮面」で知られる美内すずえさん。そして「本当?」と思ってしまう不思議な写真が満載。思わず買ってしまいました(^^;; お店に置いておきますので、興味のある方はどうぞ。
4月開講の料理教室も、8月25日の応用クラスが終わり、無事全クラス終了しました。基礎2クラス、応用1クラスの皆さん、本当にありがとうございました。5回コースを終了する時には、各クラスともそれぞれのカラーが出て来たようでした。どのクラスの方も、明るく楽しい方ばかりだったように思います。お陰で、私も楽しみながら、料理教室を務めさせていただけました。多分どのクラスでも、楽しそうに見えたと思います。実際楽しかったし、勿論いろいろと勉強させてもいただきました。
さて、昨日終わった応用クラスですが、前期に引き続き、最終回は1品持ち寄りとさせていただきました。皆さんお忙しい中、ちゃんと作って来てくださったこと、どれも皆美味しくいただけたこと、嬉しかったです。料理教室で作った3品も併せて、バラエティーに富んだ料理に、お腹も心も満たされました。
すでに来期の案内もでき、募集も始まっています。来期へ向けて早くも気持ちは切り替わりつつあります。継続して来ていただける方もいらっしゃれば、また新しいお出会いもいただけるようで、楽しみでなりません。
料理教室がお休みになる9月…じっくりと来期への構想を練り、充実の料理教室を目指したいと思っています。
暑いですね〜^^;; 皆様、いかがお過ごしでしょうか?お盆休みに入られている方も、いらっしゃることと思います。あすかも、16日(木)まで、お盆休みをいただきます。
昨日(8/12)、奈良の「燈花会(とうかえ)」にdanと行きました。何年か前に友達と行ったことがあるのですが、ろうそくが作り出す優しい灯りと、古都の風景に感動し、また是非行きたいと思っておりました。
燈花会もだんだん規模が大きくなるようで、以前に行った時より点灯会場が倍くらいに増えたように思います。先ずは猿沢池周辺で日暮れを待ちます。スタッフの方々が、小さな燈籠に一つずつ灯りを灯して行きます。まだうっすらと青味の残る空に、ライトアップされた興福寺の五重の塔、そして小さな燈籠の灯り。なかなか絵になる風景でした(下写真。それぞれクリックで拡大) 浮見堂〜浅茅ヶ原会場〜東大寺周辺と廻り、燈花会を堪能しました。
ぶらぶらと歩きながら、久しぶりに星空を見上げました。やっぱり大阪よりは沢山星が見えます。それに空が見渡せる!えっ、どういうことって?今住んでいる所では、空を見ようと見上げても、高いビルやマンションに阻まれ、区切られた形の空しか見えないのです…。久々に見渡した星空に、気持ちも洗われ、深い呼吸ができました。
今年の燈花会は、8/14までです。今年見逃した方、是非来年は足を運んで下さいね。
■オフィシャルサイトはこちら
最近ちょっとオーバーワーク気味。立ち仕事の為、忙しくなるとどうしても足に負担がかかる。この疲れを取り、気分をリフレッシュするのに、一番手っ取り早いのが、温泉にゆっくりつかること。ということで、久々に温泉に行きました。行き先は摂津峡にある花の里温泉。高槻駅から車でほんの20分くらいの所にあります。
初めて行く所なので、明るい内に着くようにと思い、夕方5時過ぎにdanと車で出発。午後7時までに入館すればいいと聞いていたので、それなら余裕ね、と新御堂を快調に飛ばし、やがて高槻市内へ。ところが近くまで来てから道を間違えてしまい、結局7時前のギリギリの入館となりました。カーナビの無い悲しさ…(T_T)
温泉のすぐ近くまで来ると、かなり風景が変わって来た。高槻市内にこんな良い所が有ったの…て思うような、山あいの道。車が一台やっと通れるような細い道を下って行くと、目的地の山水館に到着。早速温泉に入り、湯船に肩までつかってホッと一息。窓から見える若葉の緑に気持ちが和む。入浴中、ほとんど貸切状態で、ゆったりとした時間を過ごしたのでした。 ここ2〜3年で、あすかのある菅原町界隈が随分変わって来ました。私が店を始めた8年くらい前までは、「都会の中の忘れ去られた一角」と密かに呼んでいたくらい、ひっそりした町でした。古い家・建物がまだまだ残っていて、地の人たちの愛着や誇りも何となく感じられる町でした。川が流れ、大阪市内の割には、比較的緑が多く、大好きな町でした。(勿論今でも大好きですが…)
ところが、最近はマンションの建築ラッシュです。39階建てのマンションができてから、どんどんマンションが増えているようです。確かにどこに行くにも便利な所で、住みたいと思う人は大勢いるのかもしれません。
店のすぐ近くに住んでいるので、普段の行動範囲は非常に限られています。なんだか、アスファルトとコンクリートに囲まれたところで生活しているような、そんな気分になります。土の道なんて求めて行かない限り、滅多に歩くこともない…そんな生活にふと疑問が湧きます。
たまのお休みの日、ちょっと遠出をしてでも、自然と触れ合うことが大切だと思いました。木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥や虫の声…今の私にはとてもとても貴重なオアシスです。